第1回 霊媒体質で悩んでいる方へ -前編- 明智歳徳先生
見たくもないのに霊が見えてしまう、不吉な予知夢を見る、金縛りで悩んでいる……そうしたいわゆる霊媒体質に悩む皆様に対する、明智歳徳先生からのメッセージです。
霊媒体質を気に病む女性の話
かつて鑑定させていただいた30代の女性のお客様から、本筋の悩み事とは別にあることについて訊ねられたことがございます。
「先生、実は私、たまに予知夢のような夢を見るのですが……」
そのお客様によれば、1年に4~5回ほどの頻度で奇妙な夢を見る。いつも自分の夢の映像は白黒なのだが、その時に限って必ず色が付いており、とくに赤い色が強調されている。また夢の内容は不吉なものばかりで、その多くは自分が実際に知っている人間の生き死にに関する事柄。夢の中でその人が死ぬと、それから1ヶ月以内に現実の相手の身に病気や怪我の災難が降りかかり、酷い場合は本当に死亡してしまう、とのことでした。
一般に夢占いでは、自分自身や第三者を問わず、人が死ぬ夢というのは逆夢の吉夢であると言われているのですが、このお客様の場合は夢に見た通りの出来事が現実化してしまうというわけです。
私もこの方を遠隔霊視した際に、霊媒体質であることは薄々感じていたのですが、ご本人の言葉によりいっそう確信いたしました。元々、霊感のある方で悪い予知夢しか見ない、あるいは悪霊、地縛霊の類の存在ばかり感じてしまうというのは、その方の意識波動がマイナスの物事に同調してしまっているためです。ご自身の気持ちを常に前向きに、明るくプラス志向で過ごすように心掛けると、こうしたことは自然となくなっていくものです。
このお客様に対しても同様のアドバイスを差し上げました。毎朝、必ず朝日を遙拝して、邪気が出て行くイメージを描きながら腹式呼吸を励行なさるよう申し上げたところ、のちのお電話にて、「おかげさまで、おかしな予知夢をすっかり見なくなりました」とのご報告をいただきました。
明智歳徳先生(あけちさいとく)
青森県むつ市生まれ。極度の霊媒体質を克服するべく、隣町に住むイタコの元へ通い修行を始めたのが10代の終わり頃とのことで、以来厳しい修行を重ねて鎮魂法と自己制御の霊媒術を身に付けること…
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